2022/05/28
梅雨の季節が来る前に掃除をして、カビやダニなどの繁殖を防ぎたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、梅雨が始まる前に掃除をするメリットや家のカビやすい場所を紹介します。
記事の後半では、掃除中にカビを見つけた場合のNG行動や正しい対処法についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
梅雨が始まる前に掃除をする3つのメリット
梅雨が始まる前に掃除を行うメリットは以下の3つです。
カビ・ダニの発生を防げる
カビやダニが発生する原因は、高温多湿の環境とホコリ、細菌などの栄養素です。
人によってはカビやダニによってアレルギーを引き起こす場合もあるため、梅雨前の掃除で湿気やホコリなどを取り除きましょう。
湿気で汚れが落ちやすい
梅雨前に掃除をすると、冬に固まって落ちなかった汚れが湿気で落ちるようになり、掃除をしやすいというメリットがあります。
汚れはカビの栄養素となってしまうため、冬に落ちなかった汚れは梅雨前にしっかりと落とすことが大切です。
気分がスッキリする
曇りの日や雨の日が続く梅雨の季節は、どんよりとした気分になりますよね。雨が続いて何もやる気がでないときにあえて部屋を掃除すると、部屋も気分もスッキリするでしょう。
気分が晴れないときこそ、思い切ってお掃除の日を作ってみてはいかがでしょうか。
梅雨前の掃除は5月中旬までに終わらせるのがおすすめ
日本では、毎年5月下旬から6月上旬にかけて徐々に梅雨入りするため、掃除は5月中旬頃までに終わらせるのがおすすめです。
少し余裕を持って掃除を終わらせると、スッキリとした気分で梅雨を迎えられ、雨の日のお家時間を快適に過ごせます。
なお、沖縄や九州地方などの梅雨入りの時期は本州に比べて早いため、梅雨入り2週間〜1か月前までを目安に掃除を行うのがおすすめです。
梅雨にカビやすい場所10選と梅雨前にできる対策
「梅雨前にカビやダニ対策をしたいけれど、どこから手をつけたらいいかわからない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで以下では、梅雨にカビやすい場所と対策方法について解説します。
エアコン|フィルター掃除を念入りに
エアコンのフィルターは、ホコリや細菌が溜まりやすい場所です。
気温と湿度が上昇する梅雨に入るとカビが発生しやすくなり、そのままエアコンを使用してしまうと家中にカビの胞子が広がってしまいます。
そのため、梅雨前にはフィルターを一度取り出し、汚れを取り除きましょう。
エアコンの吹き出し口に水滴や汚れが溜まっている場合は、アルコールを吹きかけた布でよく拭き取るとカビの発生を抑えられます。
洗濯機|洗濯槽のクリーニングを念入りに
洗濯槽は湿度が高くなりやすく、洗剤や衣類の汚れが残りやすい場所です。
カビの発生原因となる高温多湿と豊富な栄養素という環境が揃っているため、梅雨入りするまでに洗濯槽クリーナーを使用してクリーニングをしましょう。
洗浄後によく乾燥させるのも大切なポイントです。
お風呂・浴室|水垢を拭き取るのがポイント
お風呂や浴室は高温多湿になりやすい場所です。気温と湿度が上がる梅雨の時期はよりカビが発生しやすくなります。
壁や天井、蛇口などについた水垢をしっかりと拭き取り、換気扇やバスタブのふた、掃除用具なども忘れずにお手入れしましょう。
掃除後に防カビ剤を塗布すると、梅雨の時期にカビが発生しにくくなるためおすすめです。
トイレ|便器の黒ずみや汚れを念入りに掃除
トイレに蓄積された汚れを放置して梅雨を迎えてしまうと、カビが繁殖してしまいます。
壁や床、便器はもちろん、換気扇やタンク、トイレマットなどの掃除も忘れず行いましょう。トイレ用の洗剤やアルコールスプレーなどを使用して掃除をすると菌の繁殖を防げます。
キッチン|食べもののカス・水滴を取り除く
キッチンに残っている水垢や食べもののカスなどがエサとなり、カビが発生しやすくなります。シンクや三角コーナーを清潔に保ち、コンロに付着した汚れを綺麗にしましょう。
カビの発生を抑えるため、キッチンの使用後に必ず水滴を拭き取る習慣をつけるのもおすすめです。
冷蔵庫|食品の汚れ・水滴を取り除く
梅雨前に冷蔵庫の中を綺麗に掃除することをおすすめします。
というのも、冷蔵庫に残った水滴や食べもののカスが原因でカビが発生しやすくなるからです。
冷蔵庫の中のものをすべて取り出し、キッチン用のアルコールスプレーで綺麗に拭き上げましょう。
窓・網戸|特にパッキンのカビに要注意
窓や網戸は常に外気に晒されており、汚れが溜まりやすい場所です。その汚れをエサとし、カビが繁殖してしまうため、梅雨前にしっかりと対策を行いましょう。
なお、窓や網戸を掃除する際は、汚れが浮きやすい曇りの日もしくは雨が降った翌日がおすすめです。
窓はガラスクリーナーを吹きかけてワイパーやペーパータオルなどで拭き取り、網戸は片側に新聞紙をあて、掃除機でホコリを吸い取ると効率的です。
押し入れ・クローゼット|冬物の整理整頓をしっかりと
押し入れやクローゼットは、湿気がこもりやすい場所です。
さらに、奥の方にホコリが溜まっていることも多いため、梅雨前に一度収納物を取り出し、掃除をしましょう。
ニットやガウン、コートなどの冬物は梅雨の時期に洗うとなかなか乾かず生乾きになってしまうため、このタイミングで洗濯してしまいましょう。
靴箱|湿気対策を行う
靴箱も湿気がこもりやすい場所です。
湿気の高い梅雨の時期は、靴にカビが生えてしまうことがあります。そのため、梅雨前に扉を開けてよく換気したり靴を干したりなどの梅雨対策を行いましょう。
畳|ホコリをよく取り除く
畳は水分を吸収しやすい素材であるため、梅雨の時期にカビが生えやすくなります。
畳のカビ対策には、こまめな部屋の換気と掃除機がけが効果的です。部屋を乾燥させ、畳の中のホコリを取り除くことで、カビの発生を抑えられます。
また、布団を敷いている場合は敷きっぱなしにせず、こまめに天日干しをしましょう。
掃除中にカビを発見した場合のNG行動
以下では、梅雨前の掃除中にカビを発見した際に、やってはいけない4つの行動を紹介します。
から拭きをする
カビをすぐに取り除きたいがために、から拭きをするのはNGです。
から拭きをすると、カビの胞子が飛び散ってしまい、別の場所でカビが発生してしまう可能性があります。
水拭きだけで済ませる
カビを水拭きだけで掃除するのもNGです。水だと表面上のカビしか拭き取れず、カビの根までを除去することはできません。
また、かえってカビの根に水分を与えることとなってしまうため、カビの繁殖を促進させてしまう恐れがあります。
お酢を使用する
お酢を使用したカビ取りの方法はあまりおすすめできません。
というのも、酸の原料である穀物がカビの栄養源となり、カビの繁殖を促進させてしまう可能性があるからです。
よって、カビを除去する際は、カビ取り剤を使用しましょう。
掃除機をかける
カビを掃除機で吸い取るのもNGです。
カビを掃除機で吸い取ると、カビの胞子が掃除機の排気口から排出され、空中に舞ってしまいます。新たなカビの発生につながってしまうため、掃除機を使用してのカビ取りは避けたほうが無難です。
掃除中にカビを発見した場合の正しいカビ取り方法
では、掃除中にカビを発見した場合、どのように除去すればよいのでしょうか。以下では、正しいカビ取りの方法を3つ紹介します。
必ず換気をしてからカビ取りする
カビのにおいだけではなく、カビ取り剤のにおいでも体調が悪くなる場合があります。そのため、必ず換気をしてからカビ取りを行いましょう。
部屋の窓をすべて開け、換気扇を回して風通しをよくするのがおすすめです。
カビ取り剤を使用する
カビの発生や繁殖を防ぐには、カビの根までを取り除く必要があるため、必ずカビ取り剤を使用しましょう。
表面の見えているカビだけではなく、根本から徹底的に取り除くことが大切です。
防カビする
カビをすべて取り除いたあとは、防カビコーティングをするのがおすすめです。防カビコーティングを行うと、カビが発生しにくくなり、衛生的で掃除も楽になります。
菌の繁殖を防ぐなら《コウキング》にお任せ!
梅雨前の掃除の際に、抗菌コーティングを一緒に行うのもおすすめです。
抗菌コーティングを行うと、ドアノブやスイッチなどの細菌やウイルスの増殖を抑えることができます。
コウキングはもともと事業者の方向けに開発した商品です。そのため、1回の塗布で抗菌効果が3〜5年と市販の抗菌グッズよりも長持ちします。
ぜひこの機会に梅雨前の掃除と並行してコウキングを活用してみてはいかがでしょうか。