2022/12/27
常に温度が低く設定してある冷蔵庫になぜカビが発生するのか、疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで本記事では、なぜ冷蔵庫にカビが発生するのかを解説したあとに、カビの掃除方法と予防方法を解説します。
目次
カビが発生する条件
空気中には目に見えないくらいの小さなカビの胞子が存在しています。そのため、部屋を綺麗にしていても空気中にあるカビの胞子が完全に無くなることはありません。
カビは「湿度」「温度」「養分」の3つの条件がそろったときに、もっとも繁殖しやすくなります。
カビを発生させないためには、この3つの条件がそろわない環境づくりが大切です。
冷蔵庫にカビが発生するのはなぜ?
冷蔵庫は常に温度が低く設定されているため、なぜカビが発生するのか疑問に思いますよね。
以下では、冷蔵庫にカビが発生する理由を詳しく説明します。
低温でもカビは発生する
冷蔵庫は常に温度が低く設定されていますが、カビは0〜50度までなら活動をすることができます。そのため、冷蔵庫の設定温度ではカビは死滅しません。
食べものの残りカスがカビの栄養になる
食べものの残りカスや、調味料の垂れた汚れなどはカビの栄養素になります。そのため、拭き取らずにそのまま放置しているとカビが発生しやすくなります。
カビの生えた食材が冷蔵庫に入っている
腐ってしまった食材やカビが発生している食材が冷蔵庫の中に入っていると、カビが繁殖しやすくなってしまいます。
また、野菜や果物についている土にはカビが付着しているとも言われており、できるだけ土を落としてから冷蔵庫にしまいましょう。
扉の開閉で冷蔵庫内の温度が上がる
扉の開閉時に冷蔵庫の中に外気が入ると、冷蔵庫内の温度が上がってしまい、カビが好む温度になってしまいます。
特に、梅雨や夏などの湿気が多い時期は、他の時期に比べて温度が上がりやすいため注意しましょう。
冷蔵庫のカビを除去する方法
以下では、冷蔵庫内やパッキン、製氷機などに発生したカビを除去する方法を解説します。
冷蔵庫内にできたカビを除去する方法
冷蔵庫に保管している食材は体内に入るものであるため、カビを見つけたらできるだけ早く除去したいですよね。
冷蔵庫に発生したカビは以下の方法で除去することが可能です。
【アルコール除菌スプレーを使用する方法】
<用意するもの>
- アルコール除菌スプレー
- キッチンペーパーや雑巾
- 綿棒
<手順>
- 冷蔵庫の中身をすべて取り出し、取り出した食材はクーラーボックスに入れて冷蔵庫の電源をオフにします。このとき、腐っている食材は処分してください。
- カビの胞子は、空気の流れに乗って別の場所に移動し、繁殖します。アルコール除菌スプレーを冷蔵庫内全体に吹きかけ、キッチンペーパーや雑巾で拭き取りましょう。
- 綿棒を使い、食材の出し入れ時に落としたゴミや汚れが溜まりやすいパッキン部分(冷蔵庫のドアがしっかり閉まるためのゴムの部分)を綺麗に拭きます。
- 最後にパッキンにアルコール除菌スプレーをし、綺麗に拭き取って完了です。
【塩素系漂白剤を使用する方法】
<用意するもの>
- 塩素系漂白剤
- キッチンペーパー
- ゴム手袋
<手順>
- 冷蔵庫の中身をすべて取り出し、取り出した食材はクーラーボックスに入れて冷蔵庫の電源をオフにしましょう。このとき、腐っている食材は処分してください。
- 塩素系漂白剤は強い薬剤であるため、使用前に5倍の水で薄めます。
- 薄めた塩素系漂白剤にキッチンペーパーを浸し、カビが落ちていない部分に貼りつけます。強い薬剤であるため、ゴム手袋を忘れずに着用しましょう。
- カビに塩素系漂白剤が浸透するように、15〜30分ほど時間を置きます。放置している間は密閉させるために、冷蔵庫の扉を閉めておきましょう。
- 新しいキッチンペーパーで、拭き残しのないようにしっかりと水拭きします。
- 扉を開けた状態で中を乾燥させてください。
パッキンにできたカビを除去する方法
見落としがちなパッキン部分には、実はたくさんの汚れが溜まっています。汚れを放置してしまうとカビが繁殖しやすくなっているため、念入りに掃除をしましょう。
<用意するもの>
- アルコール除菌スプレー
- 綿棒
- キッチンペーパー
<手順>
- 食材や調味料の出し入れの際、気づかない間に落としてしまったゴミや汚れがパッキンに詰まっていることが多いため、綿棒を使ってパッキンに挟まっているゴミを綺麗に取り除きます。
- ゴミをすべて取ったら、キッチンペーパーにアルコール除菌スプレーを吹きかけながら染み込ませます。
- パッキンを拭き取り、しっかりと乾燥させて完了です。
製氷機のカビを除去する方法
氷を作っている製氷機にもカビは発生します。
製氷機は、給水タンクと製氷皿、貯水タンクの3つの部品からできています。
温度が氷点下になる製氷皿と貯水タンクにはカビが発生しにくいものの、水道水を給水する給水タンクはカビや雑菌などが繁殖しやすい傾向にあります。
製氷機内のカビは以下の方法で除去することができます。
<用意するもの>
- クエン酸
- 食紅(なくてもよい)
<手順>
- クエン酸を大さじ1杯取り、300mlの水で混ぜて給水タンクの中に入れます。
- いつも通り氷を作ります。そのとき、すでにできている氷がある場合は、食紅を加えて間違えて食べてしまわないように色をつけましょう。食紅が用意できない場合は、氷を先に処分しておきます。
- クエン酸が給水タンクから無くなったら給水タンクをよくすすぎ、水道水で氷を作ります。食紅を使って氷に色をつけていた場合は、着色されていない氷ができるまで2〜3回ほど氷を作ります。
【普段からできる】冷蔵庫のカビを防ぐ方法
冷蔵庫のカビを防ぐコツは以下の3つです。
・冷蔵庫の扉は開けっぱなしにせず、こまめに閉める。
・汚れに気づきたらキッチンペーパーなどを使いこまめこまめに拭き取る。
・食材の状態を定期的に確認し、カビの生えた食材を入れないようにする。
冷蔵庫の扉を開けっぱなしにすると冷蔵庫内に外気が入り、温度や湿度が上がってしまいます。温度や湿度が上昇すると、カビが発生しやすくなってしまうため注意しましょう。
また、ちょっとの汚れでも掃除を後回しにすると、カビが繁殖してしまいます。汚れに気づいたらすぐにキッチンペーパーなどで拭き取るようにしましょう。
なお、カビが発生している食材がある場合はカビが繁殖する前に処分しましょう。
冷蔵庫のカビを防ぐ掃除方法|定期的なアルコール除菌がおすすめ
冷蔵庫のカビの繁殖を防ぐために2か月に1回は定期的に掃除をしましょう。
<用意するもの>
- 除菌アルコールスプレー
<手順>
- 冷蔵庫内を整理整頓します。
- 冷蔵庫の外側と内側、野菜室、ゴムパッキンにアルコール除菌スプレーを吹きかけます。
アルコール除菌スプレーは、揮発性が高いためキッチンペーパーや雑巾などで拭き取る必要はありません。
冷蔵庫の扉の取手部分も忘れずに掃除するようにしましょう。
冷蔵庫を掃除する際の注意点
冷蔵庫の掃除でアルコールやシンナーなどの洗剤を使用した場合、拭き残しがると、洗食材についてしまう可能性があります。
また、たわしや熱湯を使用してしまうと、冷蔵庫を痛めてしまうため注意が必要です。掃除の仕方によっては、冷蔵庫を清潔に保てなくなったり冷蔵庫の劣化につながってしまったりするため注意しましょう。
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